今からアコースティックギターの弾き語りを始めよう!って思ったとき、まず一番悩むのが最初の1本のギター選びですよね。
なんたって、音質がどうこうとか、材質がどうこうとか、響きが、サイズが、ってまったくわからない状態なのに、世の中に数多あるピンキリのアコースティックギターの中から1本を選ばないといけないんですから。
初心者ギターの練習を始めてからの2本目、3本目のギター選びより、はるかに難しいです。
ということで、どれだけ続くかもまだわからない最初のアコギとして、5万円以下の値段で買えるリスクの少ないアコギ、でもちゃんとしていて安心できるモノを4つご紹介します。
3~4万円台くらいでなんとかなるヤマハを2種類と、2~3万円台くらいでなんとかなるフェンダーを2種類です。
Contents
初心者向けアコギのド定番 ヤマハFG820(FG830)
初心者の最初の一本に最適なヤマハFGシリーズ
今回紹介する4種類の低価格アコースティックギターの中では、一番高めの値段になるのですが、まず始めに、そして初心者の1本目に一番おすすめしたいのが、ヤマハのFGシリーズのアコースティックギター。
これぞアコギというしっかりした大きめサイズのボディ、ジャカジャカ弾く弾き語りコードストローク向きのパワフルでしっかりと出るサウンド、THE アコギな1本です。
ちゃんとアコギの大きめボディサイズ
アコースティックギターのボディサイズ(音を響かせる空洞部分のサイズ)が大きいというのは、音も大きくなるので良いのですが、物理的に幅や厚みが単純にかさばるので、女性や体の小さい方には、慣れるまでは抱えるような弾き方のときは、若干もてあますかもしれないです。
ちょっとだけ安いFG820と、ちょっとだけ高いFG830
ヤマハFGシリーズのアコースティックギターラインナップにはかなり値段の近いところにFG820とFG830という種類があります。FG820が安くて、ほんのちょっとFG830が高いかなーくらいです。
FG820とFG830の違いはサイド(ボディの側面)バック(ボディの背面)の木材がマホガニーかローズウッドということくらいです。
使用している木材の違いは、ギターから響く音質に影響があるのですが、初心者アコースティックギターの練習での万能感でいうと、ローズウッドを使っているFG830がおすすめです。
ただ、音質は好みの問題で、FG820もFG830も同じくらい良いアコースティックギターなので、シンプルに「値段がちょっとでも安い方がいい」とか「自分の好みのカラーバリエーションがある」とかでFG820を選んだとしても全然問題ないです。
どっちを選んだとしてもコスパGOODの優秀アコースティックギターです^^
ちょっと小さめで初心者にも弾きやすい ヤマハFS820(FS830)
ちょっと小さめで弾きやすさUP♪+音もいい♪
最初に紹介した一番おすすめのアコギ ヤマハFG820(FG830)と同じヤマハからの優秀コスパアコースティックギター。
FG820(FG830)との違いは、ギターのサイズが全体的に少し小さいことと、ボディの形状のくびれがやや強めに入ってること。
基本的に、ボディが大きい方が音が大きくなって良いのですが、小さいということは取り回しもしやすく、女性や体の小さい方、小さめのギターが扱いやすくて好きという方におすすめです。
スケール(弦の長さ)が短めになるので弾きやすい
FG820(FG830)よりボディサイズが小さいことに加えて、FS820(FS830)はスケール(弦の長さ)もちょっと短めになります。
このスケールの違いのおかげで、フレットの間が少しだけせまくなったり、弦の張りの強さがちょっとだけ弱まって、初心者が助かる弾きやすさがでる効果があります。
ちょっとだけ安いFS820と、ちょっとだけ高いFS830
ヤマハFGシリーズと同じパターンで、FSシリーズにもFS820とFS830があります。
2つの違いもFGシリーズと同じように、サイド(ボディの側面)バック(ボディの背面)の木材がマホガニーかローズウッドというところです。
やはり、初心者の練習での万能感を考えるとローズウッドのFS830をおすすめしますが、値段やカラーバリエーション基準でFS820を選んでも全然オッケーです。
バツグンの超優良コスパのアコギ フェンダーCD-60S
3万円を切ってくる超コスパで、でもちゃんとしたアコースティックギター
上記のヤマハのFG・FSシリーズで、初心者向けの安いアコースティックギターの定番はおさえてるし文句なしなんですが、さらに安さを求めるなら、フェンダーのCD-60Sをおすすめします。
5万円どころか3万円を切ってくる激安の値段ですが、そこはさすがのフェンダークオリティ。
ちゃんとしたアコースティックギターをこの安さで手に入れられるのは、もう驚きです。
アコギの王道 ドレッドノートボディにスプルース単板トップ
ボディはしっかりとしたドレッドノートタイプ、トップはスプルース単板。
サイド・バックはマホガニーを使った王道タイプのちゃんとしたアコースティックギター。
最初っからボディのネック側にストラップピンが付いてるのも、使い勝手がよくて嬉しいですね。
ちゃんとしたアコースティックギターを、とにかく安くと突き詰めていくと、ヤマハFG・FSを通り過ぎたあとは、もうフェンダー一択になってしまいそうです。
抜群コスパのフェンダーアコギの小さめボディ CC-60S
3万円切ってる超コスパ フェンダーのアコギのボディ小さめ版
上記で紹介の超コスパ優良アコギのフェンダーCD-60Sのボディサイズがドレッドノートから、やや小さめのコンサートサイズになっているのがCC-60S。
フェンダーCD-60Sとは好みの差で
CD-60Sとの差はボディサイズくらいで、ちゃっと使えるアコースティックギターとしては変わりないので、もう見た目とかの好みで選んじゃってもいいですね。
CC-60Sのコンサートボディは、少し小さめなのと、CD-60Sのドレッドノートよりもボディ形状のくびれがちょっと強めです。
まとめ:やはりヤマハがおすすめ
5万円以下なら、やはりヤマハのFG・FSシリーズがおすすめになります。
音のこともよく分からないし、自分の好みのタイプも分からないから、何も心配せずに見た目と値段だけで選びたいのであればFG820・FG830あたり。
できるだけ小さめギターで、押さえる力も少なくて済むようにというのであればFS820・FS830あたりで、失敗はないのかなと思います。
あとは、予算がどうしてもヤマハFG・FSシリーズに届かない、もしくは見た目がフェンダーの方が好きという方はフェンダーCD-60SかCC-60Sかという感じですね。
自分の最初のギター選びしていた10年前に、こういうのを知っておきたかったなぁ^^