初心者弾き語りで非常によく出てくる、しかしおそらく最難関レベルで押さえ方が難しいギターコード、F。
よく初心者ギターで挫折するポイント、苦労するポイントとしても紹介される基本のギターコードです。
しかし、このFコードの押さえ方さえマスターして弾けるようになれば、横に1フレットずつずらしていくだけで大量のメジャーコードがいつの間にか弾けるようになっているという、おいしいギターコードでもあります。
人差し指で全部の弦の1フレットを押さえるセーハ(数字の低いフレットほど押さえるのに力がいるので、1フレットのセーハは初心者には大変です^^;)
中指・くすり指・小指もすべて使い、狭い範囲に指が密集する複雑な押さえ方のギターコードです。
初心者の弾き語りするときのギターコードとして非常に良く出てくる必須の基本コードなので、覚えるのはたいへんですがとても便利なギターコードなので、なんとしても早めの段階で弾けるようにしておきたいコードです。
6弦すべての弦からきれいな音を鳴らして弾けることが理想ですが、あまりにも完璧を目指すとギターの楽しさ・弾き語りの楽しさを感じる前に心が折れてしまう可能性があるので、最初のうちは何本か音が出てない弦があったとしてもFっぽい音が出てればOKとしてもいいかもしれません。
※ちなみに管理人は極端に要領が悪いため、Fっぽい音が出るのに2年ほどかかりました^^; が、その間も弾き語りは楽しめました。なので、挫折しやすいFコードはFっぽい音が出てるポイントを妥協点でいったんOKとして、弾き語りや他のことで使ってるうちに徐々にうまくなってる みたいな覚え方のほうがモチベーションを維持できるかもしれません。
もくじ
F(エフ)の押さえ方ポイント
6弦:1フレットを人差し指(F)
5弦:3フレットをくすり指(C)
4弦:3フレットを小指(F)
3弦:2フレットを中指(A)
2弦:1フレットを人差し指(C)
1弦:1フレットを人差し指(F)
上から順番に6弦、5弦、4弦、3弦、2弦、1番下が1弦となります。
●押さえる場所(フレット)の数え方
ヘッド側(弦を巻き付けて音程調整するつまみペグがある方)からボディ側に向けて順に数えていきます。
何も押さえていない状態(開放弦)を0フレットとして、金属の縦棒で区切られた長方形スペースを1フレット、2フレット、3フレットと順番に数えていきます。
指板(弦の下の木の板部分)やネック側面に点や丸などのマークが入ってるときは、3・5・7・9・12・15・17フレットのある場所の印になるので、知っているとフレット数が数えやすくなります。
1フレットのセーハの音、指が当たって他弦の音を止めていないか
1フレットの6弦すべてを押さえる人差し指のセーハの音がちゃんと出ているか
6弦すべて押さえる人差し指のセーハはやはり大変です。
6弦・2弦・1弦の音がちゃんと出ているか、気をつけましょう。
狭い範囲に集中する指が、他の弦の音を止めていないか
人差し指が全弦押さえるセーハで意識を持っていかれがちな中、中指・くすり指・小指も狭い範囲に集まって複雑な押さえ方になるので、他の弦に触れてしまいがちです。
それぞれの下の弦・上の弦に指が触れて音を消してしまわないように気を付けましょう。
指配置の型そのままの横スライドパターン
横にずらすだけで他のメジャーコードも弾けます
このFの押さえ方は指の押さえ方はまったく変えずに横にスライドさせていくだけで様々なメジャーコードに対応できるバリエーションがあります。
6弦1フレットの人差し指がどのフレットになるかを基準に左右にスライドさせていくと簡単に他のマイナーコードに対応できます。
スライド対応できるコードの一覧
6弦人差し指が1フレット:上記で紹介しているコードF
6弦人差し指が2フレット:F♯、G♭
6弦人差し指が3フレット:G
6弦人差し指が4フレット:G♯、A♭
6弦人差し指が5フレット:A
6弦人差し指が6フレット:A♯、B♭
6弦人差し指が7フレット:B
6弦人差し指が8フレット:C
6弦人差し指が9フレット:C♯、D♭
6弦人差し指が10フレット:D
6弦人差し指が11フレット:D♯、E♭
6弦人差し指が12フレット:E